今回は 年収アップ のために実践していることをご紹介します。
新卒で入社した企業では年収300万円。
そこから2回転職し、28歳で年収900万円まで上がりました。
僕は「超凡人」です。
高校の偏差値は55くらいで、出身大学は地方大。
特にスポーツができるわけでもなく、コネもなく、イケメンでもなく(笑)、経歴的に決して華やかではないと思います。
上には上がいますので偉そうなことは言えないですが、
僕がお伝えできるのは経歴も才能もない超凡人がそこそこの年収に至るための方法論です。
状況は人によって様々ですので、書きぶりは抽象的になりますが、僕は以下の7つを強烈に意識することで年収を3倍に上げることができました。
年収が上がれば入金力(投資に費やせる金額)が上がります。
どなたかの参考になれば幸いです。
1. キャリアの棚卸をする
1つ目は、自分のキャリアを客観視することから始めます。
就職活動や転職活動をする際に初めてキャリアの棚卸をする人も多いかと思いますが、常に職務経歴書のようなものを作っておくことをお勧めします。
- 経歴や保有資格を書き出す(事実整理)
- エピソード(事実)ごとに注力したことを書き出す(付加価値)
- 注力したことから強みを書き出す(抽象化)
自分のキャリアを客観化して「いい感じか」チェックしてみましょう。
「自分の市場価値を意識する」という超カッコいい言い方に近しいですが、「市場価値」なんて人を雇ったことがない人間に分かるわけもないので、堅苦しく考えず「どう?いい感じかな?」というざっくりとした視点でキャリアを客観視しましょう。
例えば、以下ような点に気付けることが棚卸の利点です。
・3年も法人営業したのに語れるエピソードが1個もないな…
・ファイナンスの部署にいるけど資格も実績もないから強みに客観性がないな…
・5人も新人教育したのか!そういえばあのマニュアルが自分がつくったな!
・新人教育も研修講師もやった、わかりやすく伝えることが得意かも! 等
「必要性は分かるけど面倒」という方には、転職エージェントへの登録をお勧めします。
エージェント登録時には職務経歴書の提出が必要ですし、エージェントと面接をする中で、自分の経歴の価値に築くこともできます。
今すぐ転職するつもりがなくても全く問題ないです。
エージェントは使い倒すつもりで上手く利用していきましょう。
また、棚卸をした自分の経歴にイマイチ華がないと思った方は、○年後の自分の職務経歴を妄想で書いてみることをお勧めします。
「どんな経歴になっていれば年収が上がりそうか」という観点で自由に書き出してみましょう。大丈夫です。すべて妄想ですから。
2. 今の仕事で客観的な実績を作る
これから自分の経歴をキラキラしたものに変えていくのは、
「今目の前にある仕事での成果や取り組み方」にあります。
以下のいずれかの方法で、職務経歴書に書ける実績や強みをつくりましょう。
- 定量的な実績を残す(売上○万円達成、経費○%削減、新卒採用○人達成 等)
- 定性的な実績を残す(何に取り組み、何が、どう良くなったか)
- 強みを客観的に主張できる材料を持つ(≒資格取得)
定量的な実績を作れる職種は、営業職などに限られることもあります。
今の職種で主張できる実績や強みを探しましょう。
よくある落とし穴として、今の仕事を頑張らずに資格取得だけをやってもあまり意味はありません。
あくまで先に実績があり「その実績から導き出される強みを客観的に証明する」のが資格です。
あるいは、未経験業種に転職したいから資格を取る、ということも当然あり得ますが、第二新卒でない限りは、「今の職場での実績」は必要不可欠です。
資格を取るだけで転職が叶うのは、業務独占資格(その資格がないと特定業務ができないもの)だけです。
未経験転職での資格はあくまで「足切り」を避けるためであって、そこから内定を勝ち取るにはやはり「これまでの実績」によって評価されます。
したがって、とにかく今いる環境でしっかり成果を出す。
そのために何をすべきか?これが重要な考え方になります。
3. 振り返り、1日少しずつ強くなる
平成の名作「とっとこハム太郎」のロコちゃんには毎回決まったセリフがあるのは皆さんもご存知のことでしょう。
『今日はとっても楽しかったね。明日はも~っと楽しくなるよね。ねっハム太郎♪』
ロコちゃんと同じように、これを毎晩やってください。
冗談ではないです。マジです。
人が成長するには必ず何らかのフィードバックが必要です。
スポーツであれば、試合の勝敗、一つ一つのプレーの結果、コーチからの指導、身体的な負荷(身体の反応)などから、「次はこうするべきだ」「このパターンではこう対処するのがいい」という学びを得て成長していくものだと思います。
仕事では、スポーツほど頻繁かつ明確なフィードバックがありません。
わかりやすい形で勝敗が出ることは少ないですし、上司=指導者ではないので、頻繁なフィードバックは得られないこともあります。
では、どうするか。
ロコちゃんのように毎日自分で振り返りをしましょう。
- 何をしたか(客観的な事実の確認)
- 何を学んだか(聞いたこと、見たこと、やってみたこと)
- 次の行動(こうすべき、新たに学ぶべきこと
日記的に事実を振り返るだけでなく、その事実から抽象化することが重要です。
平易な例で言えば、「課長に話を通さずに部長に話を上げたら、課長にブチ切れられた」という事実があった場合、「課長は怒りっぽい人だ」というのは学びの質としてはよろしくありません。
「上申するときは役職階層を飛ばさないのが無難」というのが良い学びです。
同じような状況で何度も叱られ「この職場はヤバい」と居酒屋で愚痴っているような人は、何の学びも得ていない人です。
不器用な人間が正しい学びを得るためには、認識の軌道修正が必要です。
そのためには、客観的に事実を把握する必要があります。
毎晩ノートに書き出してみましょう。そして、抽象化を繰り返すことが重要です。
4. コミュニケーション能力を磨く
仕事は一人で行うものではありません。
他人と仕事をする以上はコミュニケーション能力が必要です。
何も「見知らぬ人とすぐに仲良くなれるスキル」のような大層なものではなく、基礎的なスキルとして身についていればOKです。僕の場合は、以下の二つを身につけることを意識しました。
- 論理的なコミュニケーション
- 情緒的なコミュニケーション
論理的なコミュニケーションについては、ロジカルシンキングに関する名著が多数ありますので、詳細はそちらに譲るとして超基本的な部分で僕が意識していたことだけ、かいつまんでお伝えします。
- 質問にクリアに答える(Yes/No疑問文への返答はYes/No)
- 構造的に話す(理由は3つあって1つ目は…、大枠→細部の順に話す 等)
- 文章は接続詞を正しく使う
ロジカルに話せれば業務は回るものの、情緒的なコミュニケーションも必要です。
元々コミュ障なので苦手ですが、以下を意識しています。
- 「ありがとうございます」と「ごめんなさい」をハッキリ言う
- 元気よく大声で話す
- 他人の悪口は絶対に言わない
- 他人の良いところを探す
- 相手の立場に立つ(盗人にも三分の理)
5. 仕事を5分でも早くこなす方法を考える
今の仕事で成果を出しつつ資格取得もするのなら、自分に課された仕事を爆速でこなす必要があります。業務の品質を極力落とさずに、スピードを上げていくことが重要です。
業務のスピードを上げるためには「そもそも仕事を受けない」「無駄な業務は一切やらない」のが最も効果的であり、裁量がある立場であれば業務の廃止や外注で工数を削減していくのがよいと思います。
とはいえ、若手のビジネスパーソンの場合は仕事は断れないことが多いです。
したがって、早く正確に処理する方法を考えましょう。業務を早くやるコツは以下です。
- 手を動かす前に考える、考える前に考え方を考える(とにかく手を動かすと無駄が多い)
- 作業に分解し、全作業に締切を設定する(30分毎にどこまで進捗させるかイメージを持つ)
- 何事も前半に負荷を集中させる(火曜までにその週の8割の仕事を終わらせるつもりで動く)
- 同時並行で別々の仕事をしない(脳の切り替えにエネルギーを使わない)
- 詳しい人に聞く(考えるより先人に倣え)
組織人である以上、成果に繋がらないこともやらねばならない場面もあるでしょう。ただし、時間は有限です。早く仕事が処理できるようになると、重要なことに時間を費やすことができます。
6. 出世・年収アップを公言する
今の職場で年収アップを目指すのであれば、上司やメンターにその意思をハッキリ伝えましょう。
昇進を前提とした一段レベルが高いフィードバックを得ることもできます。
役員候補など組織の上位層でない限りは、出世を公言することによるハレーションはほぼないと思います。
注意点があるとすれば「他人を蹴落としてでも出世する!」だとか「あの人は相応しくない」など、過激な発言をしないことくらいでしょうか(笑)
転職をぼんやりと考えている場合にも、今の職場の上司に「ゆくゆくは○○のスペシャリストとして転職して年収をこれくらいにしたい」と伝えることはアリだと思います。
ただし、この場合、大前提として「今の仕事は全力で成果を上げる」と伝えることは不可欠です。
7. 儲かる業界に転職する
「結局これか…」と思った方、結局これなのです(泣)
僕も身に染みて痛感することは「実力と年収は比例しない」という事実です。
例えば、同じ水準のスキルを持った人同士であっても、
IT業界では年収700万円、とある業界では年収400万円、というのがザラにあります。
年収を決定する大きな要因として業界や企業そのものが挙げられます。
残念ながら個人の実力ではありません。
年収を上げたいと思ったら、儲かる業界にスライドするのが近道なのです。
例えば、金融業界、IT業界、広告業界、コンサル業界などでしょう。
とはいえ、儲かる業界に転職しようと思えば、魅力的な経歴や実績が必要不可欠です。
先に紹介した6つの意識が重要と考えています。
おわりに
今回は僕が意識している7つのことについてご紹介しました。
僕もまだまだ修行中ですが、今後も入金力を上げていくために年収アップに貪欲にチャレンジしていきます。
どなたかの参考になれば嬉しく思います。
では、素敵な投資ライフをお楽しみください。