投資初心者 が知っておきたい3つの心得

「 投資初心者 が気をつけておいた方がいいことってある？」
今回は、これから投資を始める方が気をつけておきたいことをご紹介します。

正しい知識を押さえて投資すれば、「こんなはずじゃなかった…」という後悔を減らすことができます。

投資は決して「怖い」ものではありません。知識を身につければ大丈夫です。

①大きく儲けようとしないこと

投資をする上で必ず押さえておきたいのがリスクとリターンです。

リターンとは利回り、つまり「いくら儲かるか」です。

一方で、リスクとは損益の変動幅のことで、「儲かったときの利益」と「損を出したときのマイナス分」の幅の大きさを指します。平たく解釈するなら、「損失が出た時にどれだけマイナスが発生するか」と捉えても良いです。

「リスクとリターン」は表裏一体ですので、以下が投資の原則と言われています。

「元金補償で高いリターンが得られます！」「リスクを押さえて確実に儲かります！」みたいな商品はあり得ないということです。

リスクとリターンが表裏一体であることがわかれば、このような勧誘を受けてもおかしいことに築くはずです。

仮想通貨は相場が爆上がりする局面があったことは事実ですが、一方で暴落する局面も経験しています。

以下はビットコインの2022年初~11月末までのチャートですが、価格が3分の1程度までに下落していることがわかります。

大きく儲けられる商品は、必ず相応の損失リスクが伴います。

そのリスクに耐えられるなら良いですが、リスクを許容できないなら投資すべきでありません。

②一定の無リスク資産を蓄えておくこと

投資をするうえでは一定の無リスク資産、つまり現金を保有しておくことが重要です。

一般的には「生活資金の3~6ヶ月分の現金を確保したい」と言われています。

独身の方、実家暮らしの方、健康的で休職等のリスクが少ない方はもっとアグレッシブに現金比率を下げてもよいです。

ただし、自身が投資する商品のリスクが高い場合には、一定の現金を確保しつつ余剰資金で行うようにしましょう。
たとえば、保有する現金のほとんどをFXや信用取引に当ててしまうと、損失に耐えられません。

③情報の偏りに注意すること

偏った情報だけで投資判断をすると、良い結果に結びつかないことが多いです。

たとえば、特定の金融商品（レバナス等の投資信託や個別銘柄など）を強く推奨している個人のブログやTwitterからの情報を鵜呑みにしてしまい、大きな損失が出てしまう、なんてこともあります。

こんな具合に「騙された！」という感じです。

もちろん情報発信者の大半は騙すつもりなど毛頭なく、「投資は自己判断」と伝えた上での推奨だと思います。

偏った情報だけで判断してしまうと、損失がでたときに他人のせいにしたくなりますし、他人のせいにしている以上は「反省」や「振り返り」が適切にできないため、また同じことを繰り返しがちです。

また、投資初心者が最も気をつけたいのは「資産運用セミナー」です。

なぜ、資産運用セミナーに注意すべきかというと、必ずセミナー後に勧誘を受けるからです。

セミナーの主催者は、ボランティアとして情報発信しているわけではありません。企業や個人事業主ですから、何らかの利益を生み出すためにセミナーを開催しているのです。

つまり、初心者向けの資産運用セミナーを開催すれば、投資をしたことがない人たちがたくさん集まります。

その人たちに、投資塾や金融商品を売りつけることで売上に繋げているケースがほとんどです。

その通りです。「資産運用セミナー ＝ 投資詐欺」ではありませんから、その点はご安心ください。ただし、仮にその商品が本当にいい商品だとしても、それが初心者に判断できるでしょうか？

初心者の限られた知識（しかもセミナー主催者から得た知識がほとんど）で正常な判断ができるはずありません。

投資の経験や知見があって正常に判断できるのであれば、投資セミナーは有益かもしれません。

ですが、投資初心者は「よく分からない商品」を「よく分からないがプロっぽい人」に売りつけられて購入してしまう恐れがあるので、避けるべきと考えます。

まとめ

今回は投資初心者が気を知っておきたい3つの心得についてご紹介しました。

とはいえ、適切な情報や判断に基づいて投資を行えば、投資は怖いものではありません。

自分が許容できるリスクの範囲内で投資を行い、資産を増やしていきましょう。

では、素敵な投資ライフをお楽しみください。