iDeCo を楽天証券で始める際に、どんな銘柄を選べばよいのか分からない。
この記事ではそんなお悩みを解決します。
いろいろ銘柄があって選べない…
iDeCoで積立可能な銘柄は既に厳選されているものの、カテゴリごとにもいくつかの種類があって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は楽天証券のiDeCoで投資可能な銘柄の紹介と、おすすめの4銘柄をご紹介します。
iDeCoのメリットをおさらい
すでに制度を理解している方はご存知かと思いますが、iDeCoのメリットについてもおさらいしましょう。
①運用時・受取時に非課税になる
iDeCoは運用時と受取時の節税メリットがあります。
通常、株式や投資信託などは、発生した利益に対して20.315%の税金がかかります。一方で、iDeCoの場合は「運用時に発生した利益」に対して税金はかかりません。
つまり発生した利益は丸々受け取ることができるのです。
20%分がお得になるのはすごい!
また、受取時には退職所得控除や公的年金等控除が適用され、一定額までは非課税にすることが可能です。
②所得控除により所得税・住民税が安くなる
iDeCoは毎月の掛金を所得控除することで、所得税や住民税を安くすることができます。
これはNISAにはない制度になりますので、iDeCo独自のメリットと言えるでしょう。
年収や掛金が高くなるほど所得控除のメリットは大きくなります。
iDeCo銘柄の選び方
投資対象のアセット
iDeCoには様々な投資商品があります。
国内株式、債権、REIT、外国株式、コモディティ、バランス型、定期預金…etc.
正直、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そんなときには以下の順序で検討してみましょう。
- 元本確保型か元本変動型かを選ぶ
- 投資対象を決める
- 投資地域を決める
老後まで期間がなく、低リターンでも良いから元本割れを避けたいのであれば「定期預金型」の商品、または国内債権を選ぶと良いですし、数十年とiDeCo積立を継続するのであればリスク分散が可能なため国内・海外の株式やREITも選択肢となり得るでしょう。
それぞれのアセットの特徴は多くの金融機関がまとめていますが、リスクとリターンの関係は以下の図を参考にしてみてください。
尾形は30年以上積立をするので海外株式型を選んでいます
信託報酬(手数料)の高さ
もう一点、銘柄選定で注意すべきことは「信託報酬」です。
iDeCoも投資信託であるため、運用会社に運用をお任せするための手数料(=信託報酬)が発生します。
iDeCoのように長期投資を前提とする場合、低コストで運用した方が良いです。
この信託報酬は毎月の掛金から差し引かれるため、20年、30年で見た時に小さなコストの差が結果的に大きな差に広がっていきます。
信託報酬が安ければその分にも複利がかかる!
以上が銘柄を選定するうえでの2つのポイントでした。
楽天証券iDeCo銘柄のおすすめ4選
では、楽天証券のiDeCoでおすすめ銘柄をご紹介します。
今回は安定的に期待リターンが見込めて、かつ信託報酬が安い銘柄をピックアップしました。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- たわらノーロード 先進国株式
- 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
それぞれ順に解説していきます。
①楽天・全世界株式インデックス・ファンド
1点目は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」です。
その名の通り、全世界に分散を聞かせつつ、ある程度の期待リターンが見込める商品です。
\楽天・全世界株式インデックス・ファンドのおすすめポイント/
- 日本やアメリカを含む全世界の株式に分散させながら投資可能!
- 信託報酬は0.199%と圧倒的に安い!
- 投資信託の設定件数ランキングは約5000銘柄中で4位(2023年1月時点)
全世界に分散させている商品であるため、次に紹介する米国や先進国インデックスファンドと比べ、安定的な運用が期待できます。
また、iDeCo以外でも積立設定をしている人が多い商品です。
多くの人が積立投資をすることで、純資産額も高くファンドとして効率的な運用が可能です。
②楽天・全米株式インデックス・ファンド
経済大国アメリカの経済成長を信じている方にはおすすめの商品です。
商品名の通り、インデックスファンドになるので、リスクを抑えつつ長期運用が可能です。
\楽天・全米株式インデックス・ファンドのおすすめポイント/
- 投資信託の設定件数ランキングは約5000銘柄中で第3位(2023年1月時点)
- 経済大国アメリカの株式に投資可能
- 信託報酬は0.162%でコストを抑えることができる
連動する指標は「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」。
米国株式市場の大・中・小型株、約4000銘柄で構成される指数で、S&P500やNYダウよりも多くの銘柄で構成される指数であるため、分散が利かせた運用が可能です。
③たわらノーロード 先進国株式
米国だけでなくヨーロッパも含めた先進国の経済成長を期待する方におすすめの商品です。
期待リターンの高さもそうですが、圧倒的な信託報酬の安さも魅力です。
\たわらノーロード 先進国株式のおすすめポイント/
- アメリカ+ヨーロッパを中心に先進国の株式に投資可能
- 信託報酬が0.10989%、圧倒的に低コスト!
なお、先進国株式ですが、日本を除く商品ですのでその点はご注意ください。
2023年1月時点では、アメリカ、イギリス、カナダ、スイス、フランスなどの先進国の株式に分散させながら運用するファンドです。
④三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
最後に「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」です。
TOPIX(東証株価指数)に連動した運用を目指すインデックスファンドです。
国内株式指数に連動するファンドの中でも相対的にコストが低い点が特徴です。
やはり馴染みのある国内株式に投資がしたい!という方にはおすすめです。
\三井住友・日本株インデックスファンドのおすすめポイント/
- TOPIXに採用される株式に投資可能
- 信託報酬は0.187%、楽天証券の国内株式のiDeCo銘柄では最安!
まとめ【楽天iDeCoのおすすめ銘柄】
今回は楽天iDeCoのおすすめ銘柄についてご紹介しました。
ライフステージによっておすすめの商品は異なるものの、①投資対象のアセット、②信託報酬の安さ、が銘柄選びのポイントでした。
なお、もちろんiDeCoも途中でのリバランスは可能ですので、気になる方のためにライフステージに合わせたリバランスについても別記事で解説していきたいと思います。
投資は自己責任だぞ!!
では、素敵な投資ライフをお楽しみください。